カンボジア医学生の人気診療科トップ5とは?
社長日記【第1話】
頑張って【第284話】まで目指せるかな?
どうも!カンボジア医学生こと、毎日一生懸命生きている 284 社長でございます。
さて、284 日記記念すべき第一弾として取り上げるテーマはズバリ『カンボジアの現役医学生に聞いた将来進みたい診療科ベスト5』です。カンボジアで医学部通ってますと言うと必ず訊かれるこの質問。日本でも人気診療科に関する話題は尽きないが、カンボジアではどうなのだろうか?そこでクラスメイトに改めて将来の進路希望先をそれとなく聞いてみることにした。
以下、個人的な聞き込み調査であるのをお忘れなく。。。
それでは見ていこう!
【1】消化器内科(ផ្នែកប្រព័ន្ធរំលាយអាហារ)
カンボジア料理は塩とか香辛料、味の素をよく使う傾向にある。血液がドッロドロになるまで味の素を取り続けた挙句、高ナトリウム血症や高カリウム血症、糖尿病等で運ばれてくる患者さんが多いのだとか。そう言う講師の話を聞いているうちに多くの学生は血液検査や一般内科、内分泌代謝科に入って生計を支えるそうな。
【2】一般内科(ផ្នែកជំងឺទូទៅ)
カンボジアで専門医するって言ったらそれはもう途方もない努力と時間が求められる。六年生の段階でドキドキの専門医試験が行われ、1%の合格者を除く残りの99%の学生にはもれなく内科医の道が用意されている。「不本意だが、しょうがない(27 歳)」と言って研修後、内科医になっていく学生はハッキリ言って少なくない。
【3】眼科(ផ្នែកជំងឺភ្ញែក)
眼科医になればマイクリニックオープンも夢ではない。。。と錯覚してしまう若者は多い。日本の歯科クリニック同様、市内見渡してもメガネ屋さん多いけどもw
【4】小児科(ផ្នែកជំងឺកុមារ)
カンボジア人というのは基本的に温厚で、意外と子供好きが多い。日本では小児科へ進む学生は少ないと聞くが、子供に対する耐性や閾値に関してはカンボジア人の方が圧倒的に高い気がする。ベビーシッターや子供の家庭教師が多いのもこれに関連する所があるそうな。
【5】皮膚科(ផ្នែកជំងឺស្បែក)
これは女性に多い。それでも綺麗になりたいお年頃。特にボンケンコンエリアでは美容クリニックが乱立しており、プノンペンで開業する医師にとってはまさに戦国時代である。そういえば社外にド派手なピンク色をしたクリニックがあったような。。。
逆に外科や救命救急に進みたいと言う学生は少ないように思えた。なんでも「外科器具とか術式を覚えること多いし〜忙しそう(24 歳学生)」とか「やっぱ血が怖い〜(21 歳学生)」というのが主な理由であった。さらに精神科や病理に至っては「先生が怖そうで仲良くなれそうにないわ!(23 歳学生)」というのが原因らしい。。。放射線科は「核?入射角ぅ?そげな難しいこと言われてもよ〜分からん(26 歳学生)」というのが総合的な見解であった。
以上、カンボジア人医学生の気質が忠実に反映されているような気がする〜ランキングでした。
新しい情報が入り次第、随時訂正・更新して参りたいと思います。
それでは、រាត្រីសួរស្តី (おやすみ〜)
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